強弱2極化するクロス円
市場の注目の的であります30日(日本時間31日)のFOMC政策金利発表ですが、概ね利下げを確実視されており、利下げ幅で意見が分かれています。
0.25もしくは0.5が大方の予想幅ですが、いずれにせよ大部分市場に織り込まれているとの見方が大半です。
教科書的には米国利下げ=目先の円安要因ですので、ドル円、クロス円ともに堅調推移が予想されます。
日足チャートからは、多くのクロス円通貨ペアにMACDの買い転換が見受けられますが、クロス円通貨ペアの中に強弱感が2極化しているのがはっきり見てとれますので、豪ドル/円、NZドル/円、ポンド/円、カナダ/円を例にとり、現状の日足チャートを確認してみましょう。
【上:AUD/JPY(豪ドル/円)・日足チャート w/MACD】
【下:NZD/JPY(NZドル/円)・日足チャート w/MACD】

クロス円通貨の中で最も堅調なのが豪ドル/円です。
下落トレンド継続中も11月の安値を上回ってしっかりと推移し、日足チャートのトレンド転換が近い状況です。
ファンダメンタルでも好調な国内経済状況に支えられますため、先につけた90円前半を底入れとして今後上昇への期待が高まります。
ドル/円次第でもありますが、下値不安は限定的でしょうか。
同じオセアニア通貨として、NZドル/円も11月安値を上回って推移しています。
豪ドル/円同様、今後の推移には注目です。
【上:GBP/JPY(ポンド/円)・日足チャート w/MACD】
【下:CAD/JPY(カナダ/円)・日足チャート w/MACD】

オセアニア通貨の対極に位置しているのが欧州通貨です。
とりわけポンドが弱く、ポンド/円では11月安値どころか、未だ8月安値をも下回る状況です。
金融市場の混乱が米国から欧州圏に飛び火しておりますため、今後ユーロを含めて弱い推移が想定されます。
実態経済への悪影響に関してはまだまだ不透明な要素が多く、積極的に買い持ちしづらいところではないでしょうか。
カナダドルも米国の影響を直接受けやすい通貨でありますため、現状弱含みで推移しています。
ただし8月安値からは現在回復しておりますため、まずは11月安値まで戻ることができるのかを確認したいところです。
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