利下げが続く米ドル、ドルキャリートレードを分析

ドルの利下げが続いたことにより、現在の金利水準からは新たにドルキャリートレードの動きを指摘する声が大きくなっています。
対ドルでは、オーストラリアドルが23年ぶりの最高値更新を昨年10月にお伝えしていました。
豪ドル/米ドルも昨日から更なる上昇を見せ、昨年11月の高値0.9399ドルを更新。
上昇に弾みがついてきました。
【参考記事】
※2008年2月25日付「【AUD/JPY】堅調な豪ドル円の100円乗せ水準を算出する」
※2007年10月26日付「【AUD/USD】オーストラリアドル、対ドルで23年ぶり高値更新」
同じオセアニア通貨のニュージーランドドルについても、対ドルで1985年の変動相場制移行後の最高値を更新。
昨年10月以降のボックス圏を上抜けて、新波動入りの動きを見せています。
再び商品市況が高値更新に転じ、WTI原油相場は100ドル乗せ、金先物も最高値更新を続けています。
これら商品市況への資金流入が続けば、オセアニア通貨の更なる上昇に追い風となりそうです。
米ドルを売る動きが鮮明になりました。
ドル円の動きにも膠着間が強まっていますので、金利差に着目したドルキャリートレードを想定する流れから、NZドル/米ドル、豪ドル/米ドル、ユーロドルの日足チャートを確認してみましょう。
【NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)・日足チャート w/MACD&RSI】

NZドル/米ドルは0.74~0.79のボックス圏をブレイクアウト。
直近でも三角保ち合いをブレイクアウトする形となり、買い方有利の展開になっています。
史上最高値を更新している水準でもあり、もう一段の上昇も期待されますが、25日移動平均線からのかい離が顕著になっていること及び、RSIでも過熱ゾーンに位置していることからも、目先的には一旦調整の場面を想定しておきたいところです。
【AUD/USD(豪ドル/米ドル)・日足チャート w/MACD&RSI】

豪ドル/米ドルは割とあっさり0.94ドルに乗せてきました。
NZドル同様に最高値更新の動きですが、0.95近辺が節目として心理的にも意識される水準ですので、こちらも一旦は下落となる目先の調整を予想します。
ただし、為替相場を消去法的に考えた場合でもオーストラリア買いの流れが急に止まることは考え難く、押し目があれば積極的に買いを狙いたいところでしょう。
豪ドル/円はドル円に足を引っ張られる形になっていますが、100円台をしっかり固めることができればもう一段の円安にも期待が持てます。ただし、ドル円の動向には注意が必要です。
【EUR/USD(ユーロ/米ドル)・日足チャート w/MACD&RSI】

EUR/USD=1.50ドル直前の水準で何度も跳ね返されていましたが、売り方のストップロスを巻き込みながら1.50ドルを一気に上抜けてきました。
金利水準からみても、EUR>USDの強弱感が鮮明になってきましたので、保ち合いブレイクアウト後の順張り投資でユーロ買いドル売りにエントリーしたいところです。
支援材料でも出れば1.52ドル程度まではあっさり行きそうな気配です。
この場合のRSIは70%以上を張りつきになりますので、買われすぎゾーンの判断は慎重にお願いします。
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